徒然趣味

小説、マンガ、アニメ、映画の感想を書いていきます。

小説 カラフルの感想<ネタバレ注意>

今回は、森絵都の小説であるカラフルの感想を書いていきたいと思います。
ネタバレが苦手な方はブラウザバックを推奨します。










カラフル (文春文庫)

カラフル (文春文庫)
























~カラフルとは~

カラフルとは、森絵都さんが書いた児童小説です。
森絵都さんは私が一番好きな作家と言いたいくらい好きな作家さんです。
今回は森絵都さんの代表作に当たるカラフルについて書いていきますが、今後はほかの作品の感想も書いていこうと考えています。

さて、カラフルの大まかなあらすじについて書いていきたいと思います。


「おめでとうございます! 抽選にあたりました! 」 生前の罪により輪廻のサイクルからはずされたぼくの魂が天使業界の抽選にあたり、 再挑戦のチャンスを得た。 自殺を図った中学三年生の少年、小林真の体にホームステイし、 自分の罪を思い出さなければならないのだ。 ガイド役の天使のプラプラによると、父親は利己的で母親は不倫しており、兄の満は無神経な意地悪男らしい。 学校に行ってみると友達がいなかったらしい真に話しかけてくるのは変なチビ女だけ。 絵を描くのが好きだった真は美術室に通いつめていた。 ぼくが真として過ごすうちに、しだいに家族やクラスメイトとの距離が変っていく。 モノクロームだった周囲のイメージが、様々な色で満ちてくるーー。

Amazonの内容欄の引用になりましたが、これがまさに、小説 カラフルの概要です。
とてもわかりやすくまとめていて感動しました。
本当にこのような内容です。好みがとても別れてしまう作品だとは思いますが私は好きです。
続いて、感想について書いていきます。



























~感想〜

私が初めてカラフルを読んだのは学生の頃だったので、衝撃的でした。
小説やアニメで転生する、という行為はあまり珍しくなく、異世界転生ということが前提となっているジャンル小説は今では数多くあります。
輪廻転生は当然のことだと当時は思っていたので、この設定にはあまり驚かなかったのですが、私が衝撃を受けたのは、小林真の自殺する経緯です。
先程引用させて頂いた通り、初恋の女子が汚いおっさんと共にラブホテルに入っていき、そのラブホテルに母親が見知らぬ男とでてきたり、堅実な父親が上司が逮捕されたのにも関わらず昇進したと小躍りを踊ったり、兄に自分の1番のコンプレックスであった背が低いを隠すためのシークレットブーツがバレた時に、「お前は一生背が伸びないんだよ」と言われます。
それらが一気に押し寄せ、小林真は自殺してしまいます。
小林真に会ったことがない「ぼく」でさえ衝撃を受けます。
幼いながら、読んでいてこれは死んじゃうかもしれないと思いました。
小林真は友達がおらず、過去にはいじめられた少年です。家族と絵を描くことと初恋の人が大切だと思っていた少年の身に、このような事実が一日に押し寄せしまいました。

そこから「ぼく」が小林真として生きていくことになります。

暖かい家庭だと感じていた「ぼく」を裏切るような本性を持っていた小林家でしたが、「ぼく」は小林真も知らなかった真実に徐々に迫っていきます。

一二時間くらいでサラッと読めるのでぜひ読んでみてください。