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映画 ペンギン・ハイウェイの感想<ネタバレ注意>

今回は、映画 ペンギン・ハイウェイについての感想を書いていきたいと思います。
ネタバレしかありませんので、苦手な方はブラウザバックを推奨します。




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ペンギン・ハイウェイとは~

森見登美彦さんによる小説を原作としたアニメ映画です。有頂天家族夜は短し歩けよ乙女四畳半神話大系などが有名です。

ペンギン・ハイウェイはペンギン達が歩く道、というように主人公のアオヤマくんが言っていました。
突如、北極でも南極でもなく海もない街に出現した、ペンギンたちの群れ。
ペンギン達は食べ物を食べたりすることはなく、ただ歩き回り、いつしか森へと辿る道を歩いていくだけ。そんなペンギン達の正体を究明するため小学生であるアオヤマくんが研究をはじめるといったストーリーです。








↓公式サイトのURLです
映画『ペンギン・ハイウェイ』公式サイト
















~感想~

アオヤマくんとおねえさんの関係性が光る作品でした。
CMを見た様子だと、アオヤマくんは真面目で探求心が強い少年といった印象でしたが、その実、年相応に胸に興味関心が強い少年ということが開始数分で分かります。ノートにおねえさんの胸のふしぎについて書いていて少し笑ってしまいました。
この年頃の子として考えればとても健全です。
また、おねえさんのことを彼女として考えているようなモノローグが最初に入れられていて、おねえさん一筋ということが伺えられました。

大人になりたいと考え、大人になるまでの日数を数えたり、ブラックコーヒーに挑戦してみたりととても子供らしいアオヤマくんですが、考え方や言動はとても理屈っぽいです。
学校に1人はいた、賢い変人がアオヤマくんと重なって懐かしく感じました。

友達と一緒に探索したり、研究したり、他の子に邪魔されてもめげない、小学生達のコミカルなシーンが印象的でした。とても動き、表情も多種多様に変化し、テンポがとてもいいです。ここのシーンはぜひ映画館で見て欲しいです。

通っている歯科医院のおねえさんとの出会いのシーンは映画の中では登場しません。
アオヤマくんがペンギンに出会い、別れるシーンまでが映画になっています。
これまでにおねえさんとアオヤマくんはどのような会話をしていたのかは分かりません。
しかし、二人ともとても大切で心地が良い関係だったことが分かります。
見ている人に想像させる、といったようなことが多い映画でもあります。

お父さんとアオヤマくんのシーンもいいなと思いました。
お父さんが言った、「世界の果て」の解釈がとても面白いです。お父さんとの会話もアオヤマくんが真実に到達するために必要なことだったのだということが最後の方で分かります。

ペンギンとおねえさんと海とジャバウォックの関係性を見いだせたアオヤマくんは天才としか言い様がありません。
アオヤマくんとともに推理していく感じがとても面白かったです。

おねえさんが人間じゃないこと。
それなのに、おねえさんには子供の頃からの思い出があり本人も人間じゃないことを知らなかったこと。
何故おねえさんが晴れの日にコーラの入った缶を投げると、ペンギンが生まれるのか。
謎が多いですが、いずれアオヤマくんが究明してくれるでしょう。
おねえさんが人間ではなくて消えてしまったけれどまたいつか出会えるということが大切だと思います。お姉さんと是非、海が見える街に行って欲しいと思います。

ペンギン・ハイウェイはペンギンとおねえさんと少年が複雑に絡み合った映画でした。
ペンギン好きにもオススメしたい作品です。
小学生の夏に思いを馳せる気持ちになれます。
興味を持った人はぜひ映画館へ、私はDVDでもう一度見たいと思います。