徒然趣味

小説、マンガ、アニメ、映画の感想を書いていきます。

小説版 輪るピングドラムを読んでみた。前編(ネタバレ注意!)

今回は小説版 輪るピングドラムの感想について書いていきたいと思います! また、小説版 輪るピングドラムはかなりの厚さで 上・中・下と別れている作品なので、前編・後編と分けて書いていきます。

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輪るピングドラムとは~
輪るピングドラムとは幾原邦彦監督のアニメ作品です。
幾原監督はアニメ版セーラームーンシリーズディレクター少女革命ウテナの原案・監督として有名ですね。
とても独特な雰囲気の作品を作られて、私はすごく好きです。特に少女革命ウテナは宝塚のような煌びやかさに少女漫画の毒々しさを足したようなこの作品以外では味わえないような雰囲気が完成されています。(最も、今回は輪るピングドラムの感想なのでこれ以上は自重します…気になった人はぜひ見てください!)

そのような数々の作品を生み出してきた幾原監督の久しぶりの作品、それが輪るピングドラムという作品でした。
輪るピングドラムは今までの幾原作品とは異なった雰囲気の作品となっています。今まで通りの洗礼された、美しい世界観とキャラクター、そして複雑に絡み合う人間関係と運命に、新しさが足される。それがこの作品の醍醐味だと私は思いました。


以下多くのネタバレを含みます!


~大まかなあらすじ~
両親のいない高倉家は3人の家族とささやかで幸せな生活していた。長男の冠葉は女癖が悪く大雑把だが家族思いで頼りになり、次男の晶馬は気が少し弱いが優しく家事ができ気配りができる。そして、末っ子の陽毬という難病を患いながらも優しく明るい太陽のようなかわいい女の子がいた。そんな3人の兄弟達は力を合わせて暮らしていた。
そんな生活もやがて終わりを迎える。
自宅療養中の陽毬がもう1度行きたいと言った、水族館に行った日。陽毬が倒れてしまったのだ。救急車で運ばれ、病院に辿り着くが陽毬の意識は戻らず、亡くなってしまう。嘆き悲しむ冠葉と晶馬。そんな2人の兄を他所に、先程買ったペンギンの被り物が。そしてそれが陽毬の頭の上に被さったその時。陽毬が目を覚ました。
「生存!戦略――――――――ッ!!!」
ペンギンの被り物を被った陽毬はこう叫び起き上がるのだ。
そうしてこう続ける。
「妾はお前たちの運命の至る場所から来た。喜べ。妾はこの娘の余命をいささか伸ばしてやることにした。貴様らはひざまずいて妾に感謝するがいい!」
そう言ってペンギンの被り物は滑り落ち、いつも通りの陽毬へと戻る。陽毬が生き返って喜ぶ冠葉と晶馬だったがそれだけでは終わらない。
元気になった陽毬と仲良く暮らしていた冠葉と晶馬。しかし陽毬は再びペンギンの被り物を被り叫ぶのだ。生存戦略、と。
陽毬とは全く違う、ペンギンの被り物をした陽毬は言う。
ピングドラムを手に入れるのだ!」
困惑する2人に彼女は言う。
「手に入れない限り妹の命は失われたままだ」
陽毬をもう一度失いたくない。ピングドラムを手に入れることを決心する2人に、彼女は言う。
オギノメリンゴが持っている、と。
生存戦略、しましょうか」
ピングドラムを探し、そして荻野目苹果に接触していくうちに、彼らは運命に巻き込まれていくことになり、真実を知っていくことになる………。

これが大まかなあらすじになります!
輪るピングドラムの説明だけでかなりの長さになってしまったので今回はここまで!
後編は全体の感想とアニメ版と小説版の違いについて書いていきたいと思います。